水虫はとても辛い症状がでます。症状の中にも痒みや痛みなど様々なものがあり、それによって治療薬も変わってくるので、むやみにドラッグストアで治療薬を選ぶのは正解とはいえません。また、水虫が発生する場所によっても治療法が変わるのでしっかりと自分の症状を知った上で治療を開始する必要があります。

水虫対策の第一歩として感染経路を知る

足がかゆい、皮膚がボロボロとはげ落ちるといった水虫の症状が起きるのは、水虫の原因菌である「白癬菌」の仕業です。人間の肌にある角質層に菌糸を張ってから、感染するまで最低でも24時間以上はかかります。逆に言えば、24時間以内にきれいに洗い落とせば、白癬菌が付着しても水虫の症状を発症することはありません。感染経路を正しく知って、日頃から予防対策に努めるようにしましょう。

白癬菌は空気による感染、水虫感染者に触れることによる直接感染はありません。水虫感染者の皮膚(主に足の指や裏など)や垢が落ちやすい場所、すなわち素足で歩きやすいお風呂場や洗面所、玄関などの足拭きマットやバスマットの上が主な感染源となります。

フローリング床や畳などにも皮膚が落下するので、こういった場所も感染経路になるのかと不安に思うかもしれません。しかし、白癬菌をはじめとする細菌が好み、活発に繁殖する環境は高温多湿な状況であるため、水気もなく比較的乾燥しているフローリング床や畳などでは感染源となる確率は低いです。

反対に、お風呂場やバスマットの上は水気が多く、濡れたままの足で歩く頻度が高いため、白癬菌がよく繁殖しています。足拭きマットやスリッパの中も、水気こそないものの密閉されているため湿度が高く温度も上がりやすいので、白癬菌の温床となりやすいです。感染した足も24時間以内にしっかり石鹸などで洗えば感染しませんが、そのままの状態で靴下を履いたり、靴・ブーツを履いて蒸れてしまうと、足の皮膚で菌糸を張り、白癬菌が増殖して水虫の症状を発症してしまうという仕組みです。

大衆浴場やプールサイドといったような不特定多数の人の足の皮膚が落下する環境だけでなく、人数の少ない家庭内でも十分感染する可能性はあります。お風呂場やマット以外にも、掃除・洗浄がしにくいためなかなか清潔に保てない絨毯やカーペットなどにも危険が潜んでるため、十分注意が必要です。

日常で出来る水虫対策について

水虫の予防対策として、まず足を清潔に保ち乾燥させておくのがポイントです。どんなに感染しやすい環境を素足で歩いたとしても、24時間以内に石鹸で丁寧に洗って水分を拭き取っておけば、白癬菌が繁殖しようがありません。通常、人肌の体温である35~36℃の環境下では、湿度が85%以下であれば一週間経っても角質層に入り込めません。しかし、湿度が100%になると1日以内に侵入できてしまうということをよく覚えておきましょう。

感染しやすい人の例として、ブーツをよく履く人、通常の靴でも一日8時間以上履き続ける人は感染しやすいと言われています。通気性の高い靴を選ぶこと、むれやすいブーツや革靴をどうしても履かなければならない場合は、定期的にトイレなどで脱いで靴の中の換気を実施するといった対策がおすすめです。足の指先が5本に分かれた靴下も蒸れにくくおすすめです。

そして、水虫の感染源をできるだけなくすということも水虫対策となります。お風呂場や洗面所といった湿気が多く高温になりやすい場所はできるだけ換気をして、清潔に保っておきましょう。バスマットや足拭きマット、スリッパなども湿気がこもらないように換気をよくしておくこと、頻繁に洗濯や清掃をして殺菌しておくことが大切です。

フローリング床や畳、玄関や寝室の床などもできれば毎日掃除をしておきましょう。家族がよく歩く場所は特に清潔に保っておくことが大事です。絨毯やカーペットも、掃除機をかけたり、よく晴れた日に日干しをしておくことで、白癬菌はもちろんハウスダスト対策にもなります。細菌が活発に繁殖しやすい「高温多湿な環境」を避けて乾燥させる、清潔に保つという2点に気をつけることが重要です。

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